余白と散文
ISSUE
07
暮らしと文章について考えるウェブ誌

読むことは、
遠くへ行くこと。

季節のすきまに、耳をすます。
日々の輪郭をひとつずつ拾い集める。

WORDS BY MINA KONO — 2026.10.18
余白
INDEX / VOL.07
01 — 08

何もない時間の
豊かさについて

いつもの帰り道を、ほんの少し遠回りしてみた。角を曲がるたびに新しい景色が現れる。季節の移ろいを、急がずに受け止めたいと思う。

文章を読むことも似ている。知らない誰かの時間が、私たちの今日と重なっていく。文字の向こう側には、まだ見たことのない風景がある。

「ふりかえると、
 はじまりはいつも
 小さな一行だった。」