見出しがダサい会社は損してる!H2デザインの実例5選

はじめに

ホームページを作る時、多くの人が「全体のレイアウト」や「トップページのビジュアル」には気を配ります。しかし、意外と見落とされがちなのが「見出しのデザイン」です。特にH2(見出し2)タグは、ページ構成の要となる重要な要素。にもかかわらず、「とりあえず太字」「大きくしとけばいい」という安直な使われ方が目立ちます。

しかし、H2のデザインひとつで、ホームページ全体の印象はガラリと変わります。そしてそれは、結果的にユーザーの滞在時間や信頼度、最終的なコンバージョンにも大きく影響するのです。

この記事では、実際に効果的だったH2デザインの実例を5つ紹介しながら、「なぜ見出しデザインが重要なのか」「どのように改善すべきか」を具体的に解説していきます。ホームページのリニューアルや新規制作を検討中の方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

そもそもH2ってなに?

H2とは、HTMLの構造上の見出しタグのひとつで、H1の次に重要な見出しです。一般的には、ページの中で章立てをするような役割を担っています。SEO(検索エンジン最適化)的にも、H2は非常に重要な要素で、Googleなどの検索エンジンは、見出しの内容を参考にページの構成やキーワードの関連性を判断しています。

つまり、H2は「読みやすさ」や「伝わりやすさ」だけでなく、「検索されやすさ」にも関わる要素なのです。

見出しが“ダサい”と何がまずいのか?

「とりあえず文字を大きくしただけ」「配色がセンスない」「スマホで見ると読みづらい」——こうしたH2デザインは、ユーザーに“なんとなく雑な印象”を与えてしまいます。

これは実店舗で例えるなら、POPが手書きで斜めになってたり、汚れた看板を出していたりするのと同じ。どんなに良い商品やサービスを提供していても、見出しがチープだと、訪問者は無意識に“質が低そう”と判断してしまいます。

さらに、視認性が悪いとスクロールが進まず、滞在時間が短くなる傾向も。滞在時間の短さは、SEOにおいてもマイナスに働く可能性があります。

実例1:ボーダー付きシンプルデザイン

特徴

  • 上下にライン(ボーダー)を配置
  • フォントは太字+大きめサイズ
  • カラーはブランドカラーを使用

効果

整然とした印象を与えるため、士業やコンサル業など「信頼感」が重要な業種に適しています。また、目立たせたいけど装飾は最小限にしたい人にもおすすめ。

注意点

ブランドカラーが強すぎると、H2だけが浮いてしまうこともあるため、背景色とのコントラストは慎重に設計する必要があります。

実例2:背景付きブロックタイプ

特徴

  • H2テキストをボックス内に収める
  • 背景に薄いグレーやパステルカラーを使用
  • 丸角やシャドウで立体感を演出

効果

視覚的に「ここが見出し」とすぐに認識できるため、ユーザーの読み進めやすさがアップ。特に情報量の多い業種(例:ITサービス、学習塾など)に最適。

注意点

スマホ表示の際に幅が足りず、改行が増えると読みにくくなるため、レスポンシブ対応はマスト。

実例3:アイコン付きスタイル

特徴

  • 左側に小さなアイコンを配置
  • テキストはシンプルながら、視線誘導がスムーズ
  • 業種に合わせてアイコンをカスタム

効果

コンテンツのイメージが直感的に伝わるため、初めて訪問したユーザーにも親しみやすさを与えられる。美容系・カフェ・ライフスタイル関連のサイトに好相性。

注意点

アイコン画像の解像度やライセンスには要注意。フリー素材を使う場合でも、商用利用可能かどうかは必ず確認。

実例4:数字付きランキング風

特徴

  • H2の冒頭に「01」「02」などの数字を配置
  • 数字部分だけデザインを変えて視認性アップ
  • 一覧性が求められるコンテンツに向く

効果

「どのくらいのボリュームがあるか」「どれくらい読んだか」が一目でわかるため、記事やブログ型のサイトに向いている。ランキングや手順の説明にも最適。

注意点

順番の変更がある場合、HTMLコード内の数字も連動させる必要があるため、CMSを使う場合は自動反映機能を組み込んでおくと便利。

実例5:アニメーション付きインタラクティブタイプ

特徴

  • スクロールに合わせてフェードイン・スライドインなどのアニメーションを実装
  • JavaScriptやCSSアニメーションで制御
  • デザイン性と体験性を両立

効果

ユーザーの集中力を高め、ページに没入してもらいやすい。ポートフォリオ、イベント系、スタートアップ向けサイトに最適。

注意点

アニメーションのやり過ぎは逆効果。読み込みが遅くなったり、視認性が下がることもあるため、あくまで“さりげなく”が鉄則。

まとめ:H2は「目立たせる」より「伝える」が大事

見出しデザインにこだわることで、ホームページ全体の印象は格段にアップします。ただし、単に派手にしたり目立たせたりすれば良いわけではありません。

大切なのは「読みやすさ」「情報の構造化」「ブランドイメージとの整合性」。これらを踏まえて、H2デザインを見直すことで、結果的に訪問者の行動をポジティブな方向に導くことができます。

もし、あなたが今、ホームページの作り方や改善について悩んでいるのであれば、まずは「見出し」から見直してみてはいかがでしょうか?意外なところに改善のヒントが隠れているかもしれません。